女ふたり、暮らしています。感想
※SNSに投稿するようなノリの読書感想
【文体】
平易な言葉回しで読みやすい ありがとう
普段仕事で謎に遠回しな文章ばかり眺めていると、読みやすい言葉で具体的に書いてくれている文章に対する感謝の気持ちが湧き上がる
まるで彼女たちの生活の風景が目をつぶると見えるようだ
所々に出てくる挿絵やおうちの写真もイメージを助けてくれてとてもいい 伝えようとしてくれてありがとう
【家父長制によって背負わされるもの】
婚姻制度を利用することによって〇〇家の「妻」認識で見られる率が格段に高まり、「妻」という存在がやって当たり前なことが増えるんですよね〜〜
家事育児介護に相手の家と自分の家の潤滑油的人間関係の調整とか冠婚葬祭お中元お歳暮の根回し作業とか
姉が最近結婚したのですが、ほんとうにしっかりした〇〇家の「妻」をやってるなあという具体例がわさわさ出てきてすごい姉の労力を想う
実家にいた頃の姉はもっと家族より自分のことを第一にして生きてて面倒なことはまずやらないか後回しにするし、自分がやりたいことはやりたいと言って誰に何言われようが言い返してやってたもんな
まるで違うひとみたいに見えるまでがんばっているような気がしている
後半でソヌさんのおうちを片付けるときに「外で活発に動き回り、一生懸命働いている人なら、誰だって家のことをやってくれる「妻」が必要になる。それが男だって女だって構わない。時には家事サービスの人にお願いすることだってあり得る。」と書いてあって、ここを妻と呼ぶのは決定的に違わない?と思ったんだが、読み進めてみるとこの人たちそこまで家父長制に対して抵抗心がなさそうなのでそう表すこともあるわな〜となった
人間仕事も生活も両輪完璧に回すどころか、片方だけでも回すのが厳しい、でもやっていかないといけないこの社会の中で「妻」もとい人の助けが必要なことってある
お互いに人手が欲しいとき・自分にはできないことをサポートして欲しいときに補い合えたらと思って我々も共同生活するようになったんだよなあ、としみじみしている
彼女たちは双方向で2人の暮らしにとってためになることをしている
……と思いながら読み進めていると、壁が見えないほど積まれた物物物汚れ物物との格闘……すっすげえ!!!「片付け」というより「特殊清掃」と位置付けてもいいくらいの大健闘・献身っぷりでは!????ほんとにすげえな!!、!!!!世界一美味しいパスタ一食以上の働きしてると思うからハウスクリーニング代もらった方がフェアだと思うぜ!!!!彼女稼ぎあるし!!!!!
ハリポタのドビーの喩えは言いたいこととズレてないか??屋敷「しもべ」妖精だぞ????まあドビーはおせっか……親切心のある妖精だから親切心を表す喩えとしては合ってる!!!!(スピード納得)
のちにこの時の彼女の献身が水面下でストレスちりつもの下層になってて、家の片付け掃除を自分が一方的にやっていることへの不満が「ティファールの戦い」開戦の火蓋を切ることになっててあ〜〜〜〜やっぱりハウスクリーニング代(以下略)となった
「人はあまり頑張りすぎてはいけないのだ。何の代償も望まないと言いながら、心の奥底では相手と自分に、自らの手で、荷物を背負わせていたのかもしれない。」
生活費を稼ぐための仕事じゃないところではがんばるのを避けたいろく、わかる〜〜の頷きが連発していた
「女性を同じ女性としてサポートし、応援できるということが嬉しかった」
女性(と日々割り振られている人)たちが社会で置かれている立場はまだまだまだ男性(と以下略)たちより冷遇されることが多くて権利も奪われたままだということを知っているから、そのような今の社会で女性として生きて働いているということがすごいし、日々一生懸命生きている彼女をサポート・応援したいということ、なのかなあ
だが、↑は男女二元論で回っている社会の土俵に立った上であれこれ思っていることで、
自分の実感としては、そもそもこの土俵作りいつまでやるの?って部分が年々大きくなっている
あなたは女の子/女性ですと社会から割り振られそのように扱われ続けて何十年経ち、女と判断される外見・身体なんだなあ・なぜ身体のことと直接関係ないときでも男女の分けをいちいち用いて、人間という大区分のままで扱ってはくれないのだろう?というナゾをあらゆる場面で感じている
やっぱり私は社会から割り振られた性別を元に恋愛や結婚の対象として見定める/見定められるという土俵に乗りたくなさすぎて、男か女かを外から勝手に捉えられてそのフィルターによって対応を変えられるのがしんどい
私がそばにいてやすらぎ信頼できると思う人は社会規範に疑問を持つことができる人なので、一緒に暮らす人が私という人柄を知った上で女性という区分を持ち出して来るようなら、しんどみが積み重なって長くは共にいられないだろうなあと思う
なので同盟者が男/女という強引な二分法で私を判断することがない人で、私がこの二分法を用いて同盟者を判断することを求められない環境、それはほんとうに中々ないことで、家の中でやすらげるのはとてもありがたいことだなあと幸せに感じている
「好意。これが「本来の気持ち」ではないだろうか。慣習と家族関係と責任と義務で踏みにじられてしまう以前の、好きな友達を産んで育ててくれた両親に抱く親しみの情。この国のすべての嫁、婿、義父母たちの本来の気持ちもこれと同じはずだ。そして、それが歪曲されることなく、本来の気持ちを保ったまま、大根の若菜のキムチと肉をむしゃむしゃいただいている私たちはやはり、幸せなのだと思う。」
ここ、ここなんだよ、これなんだよな!!!
親族同士のつながり、この「好意」によるものだけじゃなさすぎてしんどい
婚姻制度に加入したら、単なる2人として生活が守られたいだけなのに親族のつながり、家を存続させる要員として勘定されるのがとてもつらい
慣習と家族関係と責任と義務になっちゃう
ここがいやだよ家父長制No. 1
【世間話で恋愛結婚子ども云々言ってくる周囲について】
「なぜ結婚の予定や立場の表明を要求するのだろうか」
→なぜだろうな?気軽に尋ねてくるのは、天気の話くらいだれにとってもありふれたことという認識が社会の中で浸透しているから説が自分の中で有力
「差し出がましいおせっかい」→それな〜善意の形をとっているから余計に厄介
「男性の欲望の対象として存在するということが、私の価値を高めてくれたり気分をよくしてくれたりはしないから」
→このひとは異性と恋愛してきた女性だから欲望の対象として見てくる存在が「男性」だけになるんだろうなあ
見ないフリしないで欲しいけど、欲望の対象としてみてくる存在は「男性」以外にも、あなたが現在共に過ごしている人のような「女性」の中にも、どちらでもないところにいる人も、この社会にいるからね!!!いるったらいるんだから!!!!!
「私が不安で焦っていたのは、結婚できないからというよりも、「結婚できないお前に問題がある」「このまま結婚せずにいたら、大変なことになる」と不安をあおり、焦らせ、脅した人たちのせいだということを。おせっかい野郎たちにいくらけなされたところで、私は欠陥商品でも気難しくて身の程知らずの人間でもないことは私自身がよく知っている。」
→おせっかいあるよね〜〜人類よくやらかす
人格に問題があるかどうかは結婚してないからと紐付かないし、結婚しているからみんなまともというわけではないよね
独身でいて困ったことがないという彼女は、長期間病院にお世話になったことがないとかでかい事故に遭ってないとかお金を稼げないレベルまで心のバランスを崩して稼げなくなったことがないとか、そういった他者のサポートを否応なく必要とする人生のピンチを味わっていないからかもしれない、とは思うけれど
それで生活傾いてけして満足な生活には程遠い福祉制度のお世話になる若いひとたちのことを思い出す
苦しいときに真価を発揮するのが保険であり、婚姻制度の加入から始まる数多の社会保障なんだよな
大ピンチで福祉制度に駆け込む以前の公的セーフティネットが婚姻制度以外なさすぎるところが問題な気がしている
これは異性ペアが同性ペアまで対象が広げられても変わらずあり続ける問題で、ほんとうに困る
【共に生活するパートナーへのまなざし】
価値観が正反対なのが面白い
生活の消耗品や家具を買って使って捨てる流れのスタンスがあまりにも違いすぎて、衝突するのも頷ける
けんかの仕方も氷の壁と火の矢すごく対照的だ、表現がうまいなあと思った
けんか?うーん、意見をお互い出してどうやったらこれから過ごしやすいか話すのは大事だなと思う
それができるなら別に激しく言い争うようなけんかじゃなくてもいいよね
「同居人としていちばん大切な資質は、互いのライフスタイルが合うか合わないかよりも、共同生活のために努力する気持ちがあるかどうかにかかっている。だから、葛藤が生じても修復することはできる。」
「相手を変えようとすることは争いを生むだけで、そもそもそれは不可能なことだ。ふたり一緒に同じ目標のために努力すること、それがまさに団体生活に必要なチームスピリットだ。」
共同生活のために努力する気持ち、両方が保っていられることがとても大事だし、難しいことなのよね〜〜〜
その努力する気持ちのモチベーションが、人によっては恋愛だったり友愛だったり情だったり名前のつかないような気持ちだったりするのだろうなあ
私と同盟者も、物へのスタンスは割と違っているなあと思ったので記録しておこう
〈私〉
週1で物欲が高まる
服コスメはもちろん、家具やら美味しい食べものやらいろんなジャンルの物が欲しくなる
その物欲をひたすらに情報収集しそのジャンルに詳しい人の動画を観たりすることで鎮まることもあれば、次の休みに買いに行くこともある
物の棲家を大まかに定めてそこへ置ける上限を決め、買ったらその数以上に捨てて総量を維持するor減らす
服の総量は多い気がするので、買っても買わなくても季節の変わり目に現在の状況と今の自分の気分を確認して、積極的に減らす努力はする
日々使っては物の棲家に戻したい
洗濯物や食器を戻すのはなんか苦手
美味しい物のためなら情報を収集するの楽しいしほいほいお金出せちゃう
メニュー表見るときからよく気をつけて量を見ているが、おなかがきもちわるくなったらすぐもどしてしまうのでしんどくなってきた瞬間手を止めて食べ物を残す
〈同盟者〉
物欲が高まって物を買うという機会が私よりも格段に少ない
買いたいもののジャンルも割と定まっている
物を大事に思っており基本長く使う
引越しの際去る部屋を片付けたり、私につられてたまに捨てることもあるので、物の総量は時間をかけてゆるやかに増えそう
服が少ない 私が自分×2倍の収納が必要かと思いニトリで透明ボックスや吊り下げ収納を買って待ち構えていたのだが、同盟者の服の総量は私の二分の一くらいだったので余った収納領域は私が使っている
物の置き場を決めていない節があり、猫が落ちているかのように床のいろんなところに物が落ちている
美味しいものは自分で情報を収集するほどではないがあるなら食べたい
食べ物は残さず食べるので私の皿で何か余ってるなら食べる
【家へのこだわり お金を稼ぐことへの意欲】
内装へのこだわり具合がとても素晴らしいなあ
家具をひとつ買うのにとてもお金が必要だから、勇気がとても要る
愛着が持てそうな家具を見つけたら買ってみるのもいいなと思うが、食卓のテーブルと椅子はなかなか買うのが難しい筆頭なんだよね〜背もたれは欲しい肘掛けは立ち上がるとき邪魔になるので要らないとかサイズ感が動線の邪魔とか、気にするポイントが多い
自分の家も何かしらのコンセプトがあったら統一感がもっと出るのかな?
リラックスできる空間にしたいというのは思っているけれど、そのリラックスとは何なのかここまで追求できたことはないので今度ブログにつらつらと書いてみたい
とんでもない金額の本棚もとんでもない金額のマンションも買おうと思えるほどの収入がないので雲の上の話みたいだ……ここまで無我夢中に働いて稼いでいるおふたりを見ながらそう思う
お金は大事だが一生懸命働きたくない〜〜
それなりに働いてそれなりに生活できて貯金できてたまに旅行行く程度の余裕はあるみたいなのがいい
【猫よんひき】
お猫様、よんひきもいらっしゃるのか……それぞれに性格の違い行動の違いがあって、それが具体的に表されていていいなあ
よんひきの性格や行動をよく観察して家族の一員として愛をもって接している姿を読んでいると、動物と暮らすことへの尊敬と畏れがより高まる
子どもと同様動物も守るべき尊厳がある生きものなので、保護する者としての義務や責任をまっとうしながら日々過ごしている人間たちへの尊敬と畏怖
「虹の橋を渡る」表現、最近SNSで見かけるけどこの本でも出てくるとは………生をまっとうした生きものの死をファンシーに飾り立てる、残された者のエゴを受信してしまい胃がもたれてしまい、ここは読みながら閉口した
でも葬式も残された者のエゴ全開儀式みたいなもんだし、人間だからそういうこともするよね
【人付き合いの豊かさ】
これすげ〜〜〜と思ったことNo. 1かも
ふたりともよく働きよく人と会い遊んでいる
しかも話に出てくる人たちの心もお金も豊かな暮らし具合が随所から伺える 見晴らしのいいマンションにバーカウンターだって?わ〜〜〜そこまで自分たちの望むものを具現化できるって素晴らしいことだなあ(感心)
人と会って話を聞くのは楽しいがそれでエネルギー充填されるわけではなく、人と会った翌日は布団の上でエネルギー充填する必要があるほど消耗する私とは大違いだなと思った
【幸せは、〇〇だ!】
このひとたちに日本のポテトチップスで「しあわせバター」「至福のバター味」なる種類があることを教えてあげたい……
バター美味しいしほわんとなるよね〜〜
この構文に当てはめると、私の場合は「幸せは、ねぎ/お好み焼き/シチューだ!」になる
ラーメンやうどん、味噌カツに入ってるねぎとかひとつ残らず回収したりする
同盟者が関西のお好み焼き粉をプレゼントとして渡してくれて、とても喜んで帰宅したあとの休みにいそいそとキャベツの代わりにねぎをふんだんに混ぜ込んだお好み焼きを作ったのもいい思い出だ
シチューは、料理担当の同盟者がここ最近作ってくれる頻度が増えており、幸せを感じる機会が増えている 冬はシチュー最強説を唱えたいろく
【我が家のユニコーン】
「気の合う友達が近所に住んでいて、あまり気兼ねしないで会える関係なら、その友達と同じ家に住んだとしても、負担はほぼゼロだ。近所にいい友達がいて、互いの家の距離はゼロメートル。観たい映画が公開された時、一緒に観に行こうと誘って断られたらどうしようと悩む必要はなく、すぐに聞けばいいし、ソファに座ってTVで一緒に映画を観た後、すぐに感想を言い合える。」
わ か る !!!
ユニコーン並みに社会に存在しないよね、近所に住んでる気の合う友達
地方だし駅もないまちだし、わざわざ引っ越して来たくなるような目玉スポットもない
なのでクィアが集うような、あおぞら部の集まりに出かけていけば気の合う人もいたりいなかったりするというそれなりに恵まれた環境にいたけれど、今年の夏から同盟者が我が家に住むようになって、とてもうれしいし楽しい
趣味が合う友人が自宅に住んでいると、誘う負担ゼロで毎日あれこれ遊びながら暮らせる
すげ〜〜……!!(よろこびをかみしめている)
【生活同伴者法】
「生涯を約束し、結婚というしっかりした形で互いを縛る決断を下すのはもちろん美しいことだ。でも、たとえそうでなくても、ひとりの人生のある時期に互いの面倒を見て支え合える関係性があるとしたら、それはまた十分に温かいことではないか。個人が喜んで誰かの福祉になるためには、法と制度の助けが必要だ。以前とは違う多様な形の家族が、より強く結ばれ、もっと健康になれば、その集合体である社会の幸福度も高まるだろう。」
私が喉から手が出るほど欲しい制度これ(これ)
フランスのPACSという制度以外に知らなかったけど、お隣韓国にも生活同伴者法という名前の法案があるんだねえ
恋愛性愛の有無を問わず、生活を共にしたいペアが遭遇する困難を解消しやすくなる制度だと思うから、早く通って欲しい
★ペアじゃなくチームで生きている人は、ひとりで生きている人は、どのように守られるのか?
子ども以外もファミリーシップ制度に入れるようにして、チーム制でやってる大人たちも人生をやっていく上での困難を解消しやすくなって欲しいし、そもそもペア/チームにならなきゃ人生を歩めないような制度設計をやめろ????と思うが
まあ国全体の制度なのでクソデカもデカすぎて1年5年ごときでは変えられるわけでもないので、できるところから、類似しているところから少しずつ範囲を広げて、より多くの人たちの困難が解消されるような歩みを進めていきましょうという話に、なっちゃうよね おお、社会よ……
P.S.「hawaii delivery」(彼女たちが始めたYouTubeチャンネル)の存在を本で知ってから、朝ごはんを食べるときによく流しています
リラックスできてうれしい
歌詞は分からないけど心地いいメロディに出会えてありがたい
📝買ってよかったもの2023【随時更新】
🌟【山崎実業 分別ゴミ袋ホルダー】
ゴミ箱からゴミ袋ホルダーに変えてから、ゴミ袋を箱からめちゃがんばって持ち上げる作業がなくなった。もっと早く出会いたかった。快適ったら快適。
【ドラム洗濯機 キューブル】
白。コンパクトなのでアパートの狭い脱衣所内にギリギリのところで収まって感動。
乾燥フィルターのホコリ取りを毎度やらないといけないのがめんどうだが、乾燥できるのはありがたすぎる。
【ニトリ Nボックス】
白。溝に木をぐっぐっと入れ込んでいくと奥で固定される仕組み。ひとりで5分で組み立てられる驚異的な便利さ。強度は本棚にできる程度。同ボックスと連結可能なので縦に長い本棚もできる。
デメリットは、ゴミ捨てのとき分解できないのであんまりでかい棚を作ると持ち運びが大変になる。
↑に思い至ったので、私は一列3段のボックスを横に並べた「本棚ゾーン」と、一列3段のボックスが両側を囲み真ん中は一列3段のボックスを横に倒した「ミニ机ゾーン」を作った。
「ミニ机ゾーン」には私の好きなコスメと鏡が置いてあり、メイクはそこでしている。
ダークブラウン。フェルトのような触り心地の素材なので、初秋に買ったもののつい最近まで出番がなかった。
腰がスッッキリして見える。ジャンパースカートなのに???試着して驚き昨日実際に着て日常生活を過ごしては驚き。驚きの連続だった。
【キュレル メイク落とし乳液】
メイク落としが乳液になったことで洗面所へ行ってメイクを落とすのめんどい勢のろくにとって大変化が起こった
リビングでぼんやり動画を観ながらメイクが落とせる
リビングの棚に置いてある4点セット
・鏡
・コットン
・メイク落とし乳液
・アルビオン スキンコンディショナー(化粧水のことです)
メイク落とし乳液で落としてからスキコンをつけるととてもうるおう……いい……今日は風呂入る元気ないのだが…ってときに丁度いい
【レブロン ネイル エナメル】
アメジストスモーク。職場にしていけるネイルのギリギリを攻めていく中で買った。ベースは薄墨のようで、当たる光や角度によって銀やパープルピンクや緑に見えることがある、不思議なネイル。
お題:苦手だったもの
〈すっぱいもの〉
子どもの頃はすっぱいものが苦手だった。
お弁当の腐り具合を弱めるから入れるだけ入れとくね、と母に言われても渋い顔するくらいには苦手。
だが20代後半になるにつれて、添えてあるすっぱさの良さというものに気がつくようになった。
唐揚げにレモン汁をかけて食べるのがいつものことになってきた、あたりが始まりだったような気がする。
もやし、キャベツの炒め物に梅干しを入れて混ぜる。
キッチンばさみでてきとーに切ったきゅうりに箸でちぎった梅干しを和える。
同盟者(生活を助け合っている大切な同居人)は炊飯器やフライパンでご飯を炊ける人なので、炊けたご飯に梅を混ぜて食べることも増えた。
レアチーズケーキを作って冷え冷えのを食べるとき、はちみつとレモン汁をかけて食べると美味しさが20%UPするような気がする。
なんだったら、冷水にレモン汁をちょっと入れてちょっと爽やかさを足したりもする。
梅干しやレモンを真っ向から口に入れてそのすっぱさを一身に受け止めることは、相変わらずできない。
が、すっぱいものが一緒にあることによって、いつものお馴染みな食べ物にアクセントをつけることができ、バリエーションのひとつとして楽しめるようになった。